痛みの少ない注射

 数年前にご近所の整形外科で腱鞘炎の注射をしたけどすごく痛かったという患者さんが来られました。痛みに悩んで友人に相談したら私たちのクリニックを強く奨められたということです。
 子供の頃は注射がとても苦手だった院長も医師になって、日赤の献血車にドクターとして乗りました。献血者がいなくなるとスタッフさんがにっこりして”先生ももちろん献血しますよね?” お昼ご飯もおごってもらった若き院長にはもちろん断る度胸はありません。どきどきしながらとっても太い針で注射されました。400ml献血なので細い針ではとても抜けないのです。ストローぐらい太いのです。でもほとんど痛くありませんでした。毎日何十人も採血する日赤の看護師さんはとても上手でした。やりようによっては痛みの少ない注射ができるのです。
 クリニックを開設してから痛みの少ない注射のために努力を続けてきました。今日の患者さんにも私たちのクリニック秘伝のテクニックで注射すると”エッ、もう終わったの⁉うそ、ぜんぜん痛くなかった!このクリニックを紹介してもらってよかった!!痛みに長年苦しんでしたの”と言っていただきました。いい診療のために果てない努力を続けています。
 先日は腱鞘炎なのに整形外科専門医でないお医者さんでブロック注射したという患者さんがお出でになりました。そんなところにブロックなんて、日本整形外科学会でも厚生労働省でも決して認めていません。いいかげんすぎです。