帯状疱疹ワクチン
今日は祝日でゆっくりしています。お昼まで寝ていました。1月以降お疲れ気味の院長にとってありがたいお休みです。夕方から用事を思い出してクリニックにちょっと出勤しました。
画像は院長に届いた帯状疱疹ワクチン予防接種のお知らせです。帯状疱疹はウイルスによって生じる病気で、日本人の三人に1人が発症します。いつのまにかウイルスが移っているのです。痒みや痛みが出て皮膚に赤いブツブツができます。症状はさまざまでちょっとかゆい程度の人から、ものすごく痛くて入院治療が必要な人まで様々です。とりわけ顔面に出来ると失明のリスクもある怖い病気なのです。
宮崎県全体で行われた大がかりな宮崎スタディでは、過去に帯状疱疹にかかったことがある人のほうが、発症しやすいという衝撃的な結果でした。
この病気に対して有効なワクチンが開発されているのですが、ちょっとお高くて一回22,000円で二回接種が必要なのです。
3人に1人が発症し重症化することもある病気なので、この4月から定期接種が始まりました。65歳、70歳、75歳、80歳・・・と5歳刻みです。いいことなのですが、それでも一回18,100円するのです。あんまり補助がなくてがっかりです。この予防接種で帯状疱疹にかかったあとの治療費が減るはずですので有意義だと思うんですけどね。ちなみに院長は昨年自費で二回うちました。シングリックスがぜったいのお勧めです。
先日は右腕がおかしいと私たちのクリニックを受診された患者さんに、数日後に赤い発疹が出ていました。椎間板ヘルニアなんかの症状と違うのでおかしいと思っていました。患者さんご本人はウイルス疾患ということを不思議がっておられましたが、さっそく皮膚科に紹介して治療が始まったということです。