三回忌

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 先日、亡父の三回忌を行いました。2年前の今日は葬儀の日でした。いまでもクリニックに来られる患者さんに ”先生のお父さんにはお世話になりました” ”子供のころから何度も診てもらいました” ”お父様の若いころによくそっくりですね” と言っていただくこともしばしばです。
 外科医だった父は昭和41年に南区旭町で外科医院を開設してひたすらに診療していました。当時は入院患者さんもおられたので旅行もできず、父は一度も飛行機に乗ったことも外国に行ったこともありませんでした。
 もっともそれを残念に思っている様子もありませんでした。
 院長もそれなりの歳になり、父が当時どう思っていたか考えることもあります。大学生のことですからあまり帰省もせず、帰っても父と話をすることもありませんでした。父と息子が男同士で話をすることはふつうないです。
 そういうわけで、クリニックを受診される大学生の諸君には ”休みは帰省した?お父さんお母さんはなにも言わなくても待ってるんだからね!ちゃんと帰るんだよ!” と説得する院長です。社会人になったらそれこそ帰る時間がないのですから。