ジュノー記念祭

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 父の日の今日はジュノー記念祭の日でもあります。スイス人外科医のジュノー博士は原爆投下直後の9月に、赤十字を代表されて広島を救援された医師です。
 たいへん不足していた医薬品を15トンも持ってこられ、たくさんの被爆者を治療された広島の恩人です。多くの人が命を救われたことでしょう。その行為を称え広島県医師会では毎年記念祭を開催しています。スイスの国旗はジュノー博士がスイス人だからです。
 終戦直後世界中どこでも不足している医薬品を敵国人のために大量に集めることができたジュノー博士の行動力には驚かされます。日本軍の捕虜になり収容所で餓死寸前だった連合軍捕虜を解放して占領軍司令部を説き伏せたと言われています。患者さんを助けるにはお題目でなく行動力こそが必要なのです。
 毎日の診療でできることはなんだろう、日々自問自答しています。スイスから日本を見るほどのことはできませんが目の前の患者さんの役に立てるように日々熱がでるほど集中しています。
 平和大橋西詰めにはジュノー博士の記念碑があり、今年は工事中なので平和資料館地下ホールで開催されました。