だめです

今日午前中はとてもたくさんの患者さんに来ていただいた私たちのクリニックです。午後雨の予報だったからでしょうか。午後はすみやかに診療が進みました。
新聞などで、痛みにXX・・・という広告を良く見ます。どういうわけか×山とか奈×とかという県名がついています。地方のほうがありがたみがあるのでしょうか。医薬品を名乗っていますがその中身はオリザノールとかピリドキシンとかパントテン酸とか効き目がまるで期待できないビタミン剤です。
厚労省的には昔から効果があることになっていますが、長くアリ×ミンとして市販されていた中身です。そんなもの病院で処方しません。効かないから。
日本の医療では製薬会社から取り下げにならない限り厚労省的には認められています。日本の学会に来日された海外の医師が、日本ではどんな薬を使っているのかと聞かれて、上記の名前を言ったら大笑いされたそうです。有効性はほぼ期待できないのです。
すっかり賞味期限が切れたような売れない薬、アリ×ミンとほぼ中身が同等の自称クスリを富×常備薬が大々的にコマーシャルしています。白衣で写っていたりしますが、医師でも薬剤師とも書いてありません。開発者だそうです。インチキです。
お酒の飲みすぎなどあまりにもビタミン不足の食生活ならばいくらか効くかもしれませんが、普通の人がビタミン剤で治れば苦労はありません。”根本から治す”、ニセ医療の定番です。大学病院でも市民病院でも県病院でも私たちのクリニックでも決して言わない言葉です。根本から治すには3代前の先祖から生まれ変わる、せめて生まれた時の生活から正さないといけません。無理ですよね。院長も出来れば幼稚園から人生をやり直して爽やかなイケメンとして活動したいです。
画像は比治山トンネル東詰めから眺めた、クリニックの入居する広島イーストビルです。今夜の雨ですっかり散ってしまったかも知れません。