いまある病気とコロナ

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 コロナ肺炎は大きな脅威ですが、いま治療を続けなければならない病気もたくさんあります。骨粗鬆症が重度なかたは治療を中断してその間に背骨や足の骨折を生じると、寝たきりになるリスクはかなり高くなってしまいます。
 骨折や靭帯損傷の患者さんは放置しておくと一生残りかねない関節の障害を生じます。
 リウマチも治療を止めてしまうと炎症が再燃し、同じ薬を再開しても効かなくなることがあります。薬の切り替えで効果があればいいのですが場合によっては何年間も痛みに苦しむことになります。
 コロナの予防はもちろん大事ですが、感染するリスクより障害を残すリスクがはるかに高い病気もあるのです。