六道の辻

画像の説明
 
 毎年、お盆明けの週末は混み合いますが、今年もやっぱり大変でした。長くお待ちいただいた患者さんには申し訳ありません。朝から休みなく診療した院長も夕方6時前にようやく帰宅しバッタリ死んだように眠りました。 
 画像の六道とは仏教でいう、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道のことだそうです。
 死後この六道を輪廻転生するのですが、この世とあの世の境が、古来より京都東山の六道珍皇寺の境内あたりであると信じられてきました。
 この六道珍皇寺が平安京の東の墓所に至る道筋にあたることと、小野篁(たかむら)がこの寺の井戸を通って冥途に通っていたと信じられていたからだそうです。
 この六道を ろくどう と読むか りくどう と読むか、迷うところです。むかしの中国語の発音によるのだったと思います。
 漢方薬では六君子湯というのがあるのですが、りっくんしとう という読み方がいまでも通用しています。
 六道珍皇寺も りくどうちんのうじ と読むのだとずっと思っていたのですがどうもそうではないようでがっかりしました。