京都御所

清涼殿内庭
京都御所はもちろん御苑の中にあり、以前は春秋のみの鑑賞でしたが今ではいつでも拝観できます。入り口では皇宮警察(こうぐう警察って読むんですね、ずっとこうきゅう警察だと思っていました)が所持品チェックをしてナンバープレートを首にかけます。チェックとはいえマツダスタジアムの持ち込みチェックと変わらないレベルです。
ベテラン職員さんによるガイドツアーに参加し一回りしました。画像は清涼殿、平安時代とかは日本の最高権力会議が開かれたところです。院長のような庶民の近づける場所ではなく感激です。左近の桜、右近の橘も見えます。長年右左が逆でないかと思っていた妻も疑問が解消したと言って喜んでいました。殿中から見て左が桜、右が橘なのです。御所内のお庭も素晴らしく有名な寺院のお庭より美しく見えました。
いたるところで大工さんや庭師さんが手入れをしていました。清涼殿の正面の階段も修理中(17段あるそうです)。木造の御所はこれまで数えきれないほど失火などで焼け落ちており現在の建物は近世になってからだそうですが(清涼殿は明治維新の13年前に再建されており、末期の徳川幕府は長州藩に吹っ掛けられた海外への賠償金や兵器購入のためにすごい金欠で悩んでいたはずですがよくやったものです)、ともあれ明治維新や太平洋戦争で焼けずなによりです。これからも日本の宝として長く護持されますように。